そういえば「息もできない」という韓国映画があった。例にもれず内容は忘れてしまったが、たぶん、強烈な。韓国映画は時に剥き出しすぎるほど剥き出しで、邦画がそういうのやると、生ぬるく感じる。生ぬるい……本物らしくない。手触りのあるものに惹かれる。実際にはないが、人の温度を感じる。存在が揺らいでいる。しばらく人に触れてもいないし、触れられてもない。二日お風呂に入っていない。少し痩せた。朝、寝巻から着替える時に姿見で自分の体を見る。日々変化している。人と接しないからエネルギーがなくなっているんだろうか。そして接し過ぎることは私を疲れさせる。新しい世界に飛び込んで居場所を見つけたと思っても、いつも勘違い。舞い上がって舞い落ちる。何か芯みたいなものがないのだ。その芯みたいなものを見つけるほうが、今は大事なのではないか。見つけるというか、作り出すのか。人の声が響き渡る。音に対し以前にもまして過敏になっている。ボリュームを下げる。