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急性

無理やり言葉を吐き出すと抑えがきかなくなってあとからあとから零れ落ちる。零れ落ちたくない、溶けて水になど。なんだかわからないから苦しいのだ。自分がなんだかわからない。それでもあとからあとから何かが出ようとする。出たい出たいと言っている。みんな出ちゃったら私じゃなくなってしまう。帰りにビールを買い込んだ。そんな買い込んだっていっぺんに飲めるわけじゃないのに。薬がないからアルコールで紛らわすしかない。もっと飲まないと。もう1本飲んだらフラットニングしといたプリントを見よう。カウンセリングにもう行けるかわからない。もうそんな頼りにならないし、そんな余裕もなくなる。言葉を、無理やり吐き出す、苦しさ。伝えられることより、そっちのほうが苦しい。行く前に、出かけるための仕度をして、鏡の前で足の見え方なんかチェックしていたとき、少しは浮かれていなかったか。アイシャドウを厚く塗って、お出掛け用の下着をつけて、部屋でハイヒールをはいたら、Sな自分が現れる。それで帰ってきて鏡を見たら、そこにいるのは無様な精神病患者。書いてたら少し落ち着いてきた。