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たしかな

あまりにも自分の内部が混乱しているので自分が何なのかわからなくなる。夜になってしまった。喉が痛くなるばかりなので耳鼻科へ行く。こういうのもしばらくすれば自然治癒するんじゃないのか。でもひどくしたらどうしよう、の葛藤。外出すると当然たくさん人はいて、全部敵みたいな感覚。いくらバリアをつくって閉じこもっていても、そんなものいくらでもすり抜けて他人は侵入してくる。自分を抑えようとしても抑えられなくなって反社会的行動をとる。たとえば大きく咳払いしたり、ドアをがちゃんと閉めたり。自分というものがそこに存在するだけで反社会的だと思う。耐える過程で少しも身じろぎしない時があるがそれも不気味だろう。親子や友達同士の会話がよその世界の雑音のように感じられる。体調が悪くなかったらもっとたくさんプリントしたかったが、暗室に入った。新しいイメージ、新しいネガをプリントしてみるのは楽しい。ベタ焼きでは小さすぎてわからない。自分が目にしたものと、プリントされたイメージと。記憶は曖昧。でも確かに見た。それだけが、きっと確かなものだ。